今日はオランダ人の同僚の誕生日でした。オランダ人にとっては、誕生日ってとても大事な日。
節目の誕生日(20歳、30歳…など)には、大きなパーティをする人もいます。その場合誕生日は家族親戚を呼びお祝い、次の日には友達、近所の人、などビッグパーティにすることも。親は子供のためにパーティを開かなければいけないので、大変です。
オランダ語でjarigということばがあります。これは、その人は今日誕生日であるという意味です。Ik ben jarig というふうに使います。直訳すると、私は誕生日的です。それだと日本語にならないので(笑)、意訳すると今日は私の誕生日という意味です。英語でも It’s my birthday today, I am having my birthday todayとか I’m the birthday girlと言ったりできますが、オランダ語では単語3つで済んでしまうって、誕生日の重さを感じます。
誕生日を祝うこと、離れて住んでいる家族とか友達を呼ぶのは日本でもよくあることではありますが、オランダではオフィスでもしっかりお祝いをします。しかし、そのイニシアティブを取るのはの誕生日を迎えた本人です。
今日は誕生日の同僚が、ケーキをフロアの30人分くらい持ってきました。ホールケーキを持ってきてカットする場合もあります。いずれにしても、基本的には自分でケーキを持ってくるのです。繁忙期でなければ、皆にミーティングリクエストを送って10:30, 11:00などに15分くらい集まってもらい、共用スペースで誕生日の人がケーキを皆に配ります。周りの皆はオランダ語の誕生日の歌Lang zal ze levenを歌います。これは職場以外でも歌うので、歌詞を覚えておくと役に立ちます。こちらのビデオではフルバージョンですが、誕生日パーティでは、はじめの20秒までを歌います。
私を含め非オランダ人メンバーは、オランダ人の持って来るケーキはありがたく頂戴するものの、自分の誕生日には休んだり、自宅で勤務したりして、ケーキを持ってくるのを避ける傾向にあります。この習慣は強要されているものでもないので、オランダ人みたいに、どうするかは自分で決めたら良いのです。私はお菓子を持ってきて、Join me for my birthday celebrations, help yourselfとメモを置いたことがあります。
ケーキを持っていかなくても、オランダ人の同僚は誕生日を覚えていてくれて、直接言ってくれたりメッセージを送ってくれます。私はなかなか人の誕生日を覚えていないので反省…一方、誕生日カレンダーが共有フォルダに入っているなど、徹底しているチームもあるかと思います。自分の誕生日なのにケーキを持ってこなかったことがバレると、オランダ人の同僚はケーキどこ?って聞いてくるかと思います。ちゃんとウイットを効かせた返事ができるようにしておきましょう!


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